スイスについて
2021.01.27 スイスについて
政治
スイスは26州から成り、連邦大統領は1年ごとのローテーションで決まります。多くの政党が連立を組んで政権を運営していることが特徴です。
直接民主制を採用しており、国民投票がしばしば行われます。制度として、イニシアチブ(国民提案制度)とレファレンダム(国民投票制度)があります。
州は、独自の憲法を持ち、それぞれの州に政府、議会、裁判所が設置されています。徴兵制で16.7万人が軍に従事しています。
16世紀から永世中立国であり、国際連合には2002年に加盟しました。EU(欧州連合)には非加盟であるもののシェンゲン協定には加盟しており、隣国を含めシェンゲン諸国とは自由な往来が可能となっています。
教育
スイスの大学進学率は20%程度であり、進学率が50%を超える日本に比べて低いものの、二元制(デュアルシステム)を採用しており、職業訓練がとても充実しています。
経済
世界経済フォーラム(WEF)2019年版の「世界競争力報告」では、スイスは5位(前年度4位)、日本は6位(同5位)でした。
スイスの人口は842万人(スイス連邦統計庁 / 2016年)と小国ながら、優れたイノベーション技術、ビジネスや労働市場の質の高さを武器に、一人当たりのGDPは世界第2位を誇ります(IMF / 2019年)。
スイスの代表的な産業として、金融・保険、医薬品・バイオ製品、食品、精密機械・産業用機械、観光、農業が挙げられます。
またスイスの日本に対する投資残高(対日投資残高)は第7位と、日本にとってスイスは重要な経済パートナーです。
鈴木 桂
FAMOS 創業パートナー